こんにちは、温室ちゃんです💁♀️
子持ち家庭の最大のお金の使い道ってやっぱり、子供の教育費ですよね、、、
しかも、子供がどのような選択をするかによって何百万円もかから金額が変わってくるという、なんとも怖い出費。
毎月のお給料から余裕で支払えるのであれば何も問題ないのですが、なかなかそうもいきませんよね。
ということで今回は、これからの子供の教育費がどの程度かかるのか、そしてその教育費を捻出するにはどの程度資産が必要なのかを試算していきます！
私立校と公立校で学費の差は？
小学校受験をする場合
公立の小学校であれば給食費や教材費しかかかりませんので、6年間で100万円〜多くても150万円見積もっておけば安心です。
それに比べ、私立小学校の学費は6年間で600万円〜800万円ほどです。
こちらは一例ですが、青山学院初等部の年間の学費です。1年生は入学金30万円が追加されているほか、施設設備費が他の学年より高額になっています。
(引用元:青山学院初等部HP)
もちろんこれは学費だけですので、制服や給食費、交通費、校外学習費などが別でかかります。
ですので、6年間で1,000万円〜1,300万円ほどは見ておいた方がよいです。
また、小学校受験をする場合、幼児教室に通うことになります。
そうしますと年少〜年長までの3年間で200万円〜300万円ほどにはなってしまいそうです。
合わせますと、小学校受験で必要になるお金は1,500万円～1,600万円ほどのようです。
中学受験をする場合
公立であれば中高どちらも150万円程度ですので、合計300万円ほどしかかかりません。
ですが、私立中高一貫校の学費は中高6年間で800万円〜1,200万円ほどになります。また、基本的に中学校も給食はありませんので、お弁当を持参させるか、学食代がかかってきます。
私立に進学すると公立の約2.5倍〜4倍の学費がかかります。
また、中学受験をする場合、少なくとも小4からの通塾が必須になります。
一例として、こちらが2025年度のSAPIXの月額授業料表です。
(引用元:SAPIX公式サイト)
基本授業料のほか季節ごとの講習代や模試代、6年生は志望校別の特別講習などがありますので、3年間塾代だけで約300万円〜400万円ほどはかかってきます。
私立の中高一貫校に通う場合、家からの距離によっては交通費がかなりかかりますし、公立に比べて交友費も多くかかる場合が多いです。
教育費以外にかかるお金もかなりあるということを頭の隅に置いておかないといけません。
私立大学に行く場合
私立文系大学の4年間の学費は500万円〜700万円ほどです。
もし、理系学部に進むのであればここからさらにプラスで300万円学費がかかるので、800万円〜1,000万円ほどになります。
私立医学部の場合は学校によってかなり差がありますが、6年間で2,000万円〜5,000万円が学費だけでかかります。
一例として、慶應義塾大学の学費がこちら。医学部は学費だけで年間400万円ほどです。
(引用元:慶應義塾大学HP)
国立大であれば文系も理系も4年間で250万円、6年制の医学部でも350万円で済みます。
私立と公立で塾代にも差が出る
公立中学から公立高校に進み、その後私立大学を受験する場合、中高3年間ずつ別の塾に通うと思われます。
高校受験時には塾に行かない子も多いようですが、大体6年間で100万円〜300万円ほどのようです。
中高一貫校の大抵の子も、中学受験直後からまた大学受験のために塾に通い始めます。(私もそうでした)
しかもなぜか、中高一貫校の生徒が通う塾って、お値段が張るところが多く、大体中1〜高3の6年間で500万円〜1,000万円ほどかかります。
教育費の比較表
では、考えられる進路ごとの必要教育費の比較表です。
今回は6つのパターンを用意時しました。
- 全て私立に通う場合(小学校受験、中学受験、大学受験を行う)
- 全て私立に通う場合(大学附属校のため小学校受験のみ)
- 小学校は公立で中学受験と大学受験をし、中学から大学まで私立に通う場合
- 小学校は公立で、中学受験をして私立中高一貫校に通い、国公立大学に通う場合
- 小学校から高校まで公立で大学だけ私立に通う場合
- 全て国公立に通う場合
| 全て私立(受験あり) | 全て私立(大学附属) | 中学から私立 | 中高のみ私立 | 大学のみ私立 | 全て国公立 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 小学校 | 1,200万円 | 1,200万円 | 150万円 | 150万円 | 150万円 | 150万円 |
| 中学校 | 500万円 | 500万円 | 500万円 | 500万円 | 150万円 | 150万円 |
| 高校 | 500万円 | 500万円 | 500万円 | 500万円 | 150万円 | 150万円 |
| 大学 | 600万円 | 600万円 | 600万円 | 250万円 | 600万円 | 250万円 |
| 塾代 | 1,200万円 | 250万円 | 1,000万円 | 1,000万円 | 400万円 | 400万円 |
| 合計 | 4,000万円 | 3,050万円 | 2,750万円 | 2,400万円 | 1,450万円 | 1,100万円 |
正直、全て国公立の場合の教育費は月10万円〜20万円なので、資産形成しなくても労働収入から比較的余裕で教育費を支払えると思います。
ですが、中学受験や小学校受験をする場合、全て国公立の時と比べて3倍〜4倍、私立医学部に至ってはもう計算したくないくらい多くのお金が必要になります。
温室ちゃんの場合
私の場合ですが、小学校は公立、そこから中学受験をして大学まで私立(文系)に通いました。
塾にも通っていたので、単純計算で学費だけで2,750万円。
幼稚園〜小学校時代は塾以外にもピアノやフルート、新体操などなど習い事もしましたし、短期留学には3回(合計200万円くらい？)もかかったはずなので、ざっと3,000万円くらいはかけてもらったでしょうか。
このような家庭状況から、うちの子供たちはあまりに嫌がらない限りは、中学受験はしてもらおうかなと思っています。(小学校受験は検討中です)
資産はいくら必要？
ということで、一旦我が家の必要な教育費は中学受験が出来る程度、と考えて試算していきます。
実際のところ、子供が大きくなるころには今より多少なりとも収入があがっていることが多いと思いますので、実際にはここで示す金額まで貯められなくても、毎月の労働収入から残りを支払えばOKです◎
最低6,000万円必要
では、今後必要となる教育費を用意するには資産はどの程度必要なのか試算していきます。
うちは子供が2人いるので中学から大学まで私立に行く場合、教育費だけで大体3,000万円×2=6,000万円は必要になります。
また、子供の人数が3人になれば9,000万円、4にんなら1億2,000万円、、、と増加します。
教育費はいつまでに用意すれば良い？
実際の正念場となるのは、第一子が中学生になる年からの12年間です。
ここまでにどれだけ用意できるかがカギとなります。
うちはちょうど10年後なのですが、その頃には第二子も中学受験塾に通い始めているはずなので、年間300万円〜400万円くらいは教育費だけで消えます。(もちろん生活費は別)
ですので、中学受験をする場合はそれまでに6,000万円を用意するのがおすすめです！
実際資産形成は3,000万円でじゅうぶん！
10年あったとしても6,000万円なんて大金を用意するなんて無理だ、、、
と思いましたよね？
実際のところ、3,000万円あれば、上の子が私立中学に入学してから、下の子が大学を卒業するまでの12年間、年間324万円(毎月27万円)取り崩すことが可能です。(年利5％)
慶應医学部は1人分の学費だけで年間400万円かかりますが、それ以外であれば私立中学～大学まで1人年間150万円ほどなので、2人分でも十分まかなえると思います。
この12年間を耐えれば、あとは夫婦2人なので、全額取り崩してしまったとしてもそこからいくらでも資産形成出来るはずです。
余裕を持った資産額は？
さて、4,000万円の資産ですと、子供たちが大学を卒業するころには資産はすっからかんでほぼ0に近くなります。
ということで、少し余裕を持たせた場合も試算してみます。
第一子が中学生になるまでに6,000万円用意できた場合、投資をせず普通の貯金だとしても学費を全て賄うことができます。
また、投資していれば12年間毎年660万円取り崩せますので、慶應医学部(年間400万円ほど)の学費も1人分であれば支払い可能です🙆♀️
8,000万円用意できた場合は、私立文系2人分の420万円を12年間取り崩しても、元本はほぼ減らずに維持、むしろその後資産は増えていく計算になります。
さらに、1億円用意でき、高配当株の配当を利回り4%で受け取っていた場合、配当だけで年間400万円ほど得られます。
私立文系2人分であれば配当だけで学費を支払うことが可能です。
元本を減らさずにいられるので、メンタル的にもこの程度用意できるとかなりよいですよね。
最後に
さて、今回は子供が私立校に通う場合、どの程度資産が必要になってくるのかを試算しました。
子供の望む進路や習い事がどのようなものになるかは正直、育ってみないと分かりません。
ですが、私の個人的な考えとしてお金がないからその進路は諦めてとは言いたくないので、今現在の私に出来る限りのことはしていこうと思っています。
